マンション組合の理事の心得
マンション組合の理事になられる方、
すでに今なっている方に少しでもお役に立てればと思い、
ポイントをまとめてみました。
➀法的知識:
雛形や条文を使うことで事足りるケースも多いですが、
それでもある程度の法律知識は必要です。
特に重要なのは、「マンション管理組合」や「管理組合理事長」の役割や権限を理解することです。
これらの情報は、『住宅用マンションの管理組合の設立に関する法律』や
『マンション管理適正化法』などを参照すると良いでしょう。
➁コミュニケーションスキル:
住民間での意見の食い違いを調整したり、 理事長としてのメッセージを適切に伝達するためには、
優れた人間関係スキルが必要となります。
意思疎通を円滑に行うための会議運営やメールのやりとりなど、
ツールの使い方を学ぶことも重要です
➂プロジェクト管理経験:
組合全体を統括し、問題解決のために行動を起こすには、 プロジェクトを管理するスキルが有用です。
具体的な業務としては、会議の運営や話し合いの進行、決定事項の達成状況確認などです。
➃財務知識: マンション管理には事業計画・予算の策定や採算性の確認等、
財務や経営の知識も求められます。予算管理や中長期にわたる修繕計画の策定、
管理費や修繕積立金等の適正な利用・設定について理解しておくことも大切です。
➄情報収集: ライフライン設備や修繕に関する知識を維持・更新するために、
一定の情報収集と理解が求められます。例えば、過去の議事録やマンション管理に関する専門書籍、
ウェブサイト、セミナーなどから情報を得ることも重要です。
理事長としては、自身一人で全てを担当するのではなく、理事会や管理会社、
専門的な意見を出せる弁護士や税理士などと協力して業務を進めていくことが求められます。
それぞれの専門家の意見を取り入れつつ、全体の調整役として指導・進行を行っていきましょう。
弊社ではそんな理事の方々のご相談をお受けしております。
また、急ぎのご相談もお任せください。
株式会社双和建築事務所